ライスボウル 1月3日(東京D)
関西大学カイザース 16 - 19 鹿島ディアーズ
1Q 2Q 3Q 4Q T
関大 7 3 6 0 16
鹿島 0 2 8 9 19
今日はいよいよ、アメフト日本一決定戦、ライスボウルです。
が・・・朝から何やら頭痛が出てきて、どうにも気合が入らず、結局、生中継があるとおもってテレビ観戦にひよってしまう私でした。うーん、軟弱な・・
ということで、午前中は箱根駅伝をまったりと観戦。どーでも良いんですが、伴走車のナンバーが全部「20-10」になっていたことに気がついて「ホンダやるな(ニヤリ」としていましたです。
箱根がゴールしていよいよライスボウル。
今年は、スピードのある攻撃と守備で関西の強豪校を次々と撃破してきた関西大学カイザースと、攻守ともの強力ライン陣で社会人リーグをグリグリと勝ち上がって来た鹿島ディアーズの対決となります。鹿島のパワーと関大のスピードの対決と言っていいでしょう。
注目はなんと言っても関大のQB #14原口くん。
あの「機動戦車」と言いたくなるようなQB自らのラッシュはなかなかの見応えがあります。鹿島の強力ディフェンスを相手にドコまで頑張れるか、というのはこの試合の鍵となりそうです。
試合開始前には、現在宇宙ステーションにいる宇宙飛行士の野口さんからのメッセージ。なんで野口さん?と思ったら、この人学生時代にアメフトやってたんだそうですよ。「無重量状態でコイントスやってみます・・・が、コインは落ちませんのでフィールドでお願いします」なんてオチまでつけてくれて、いい感じです。
試合開始、コイントスで勝った関大は後半の選択権をとり、前半は鹿島のレシーブから始まります。
この試合、もうひとつの注目は鹿島の先発QBです。
JXBでの#10尾崎の様子を見ている限りでは、決して状態が良いとは言えない感じの尾崎をどう使うかがもうひとつの鍵になりそうだと思っていますと、先発はルーキーの#12山城。日大のエースQBだった選手ですが、この大舞台で少々緊張しているのか、なんだかプレーに硬さを感じます。
すると、開始早々3分ほど、ロングパスを狙って投げたボールを関大DB#30小原が見事にインターセプトしてそのままタッチダウン!いきなりのビッグプレーで関大が先取点を挙げます。
この後も、関大のディフェンス陣が素早い動きで鹿島の攻撃をことごとく止めます。鹿島ももちろん自慢のディフェンス陣が関大の攻撃を許さず、試合は守り合いとなってきました。
この試合、鹿島のラインバッカー陣が良い動きを見せていましたね。特に#42牧内と#43岡橋が中盤をびしっと引き締めていた感じがします。関大のエースRB#1藤森もことごとくタックルで潰され、
走るQB投げるRB#14原口もなかなか隙をつくことができずにいました。
1Qで関大が2回、鹿島が1回というインターセプトの回数にも、守備陣の気合いが見えるというもんですよ。
2Q、関大がフィールドゴールで3点を追加して10-0と鹿島を引き離します。
おそらく鹿島は序盤は様子見だとは思うのですが、それにしても攻撃が不調です。というか、関大のディフェンスのスピードが上回っている感じです。
それでも、前半終了間際に鹿島のパントで関大を自陣数ヤードのところまで追い込むと、そのままセーフティで2点をあげて、ようやく初得点、前半を10-2と関大のリードで折り返しました。
前半は見事な守り合いでした。特に関大のディフェンス陣のスピードは素晴らしかったですね。
鹿島のオフェンスだってRB#29丸田やらWR#18前田やらと粘り腰の一流どころが揃っていますが、これらの粘り強い選手たちに対してディフェンスの選手が2人3人と集まってキッチリ止めていたのはお見事です。
この様子だと、後半もかなり堅い試合展開になりそうな予感ですよ。
しかし、鹿島もこのままやられているワケはありません。
後半に入りQB#16仲田を投入・・・ということは尾崎の状態は良くないんですね・・・なんとか攻撃陣の立て直しを図ってきます。
多少なりともリズムが出て来たのか、関大の攻撃#14原口からのロングパスを鹿島DB#24佐野が得意のインターセプト!佐野もボールを持ってガッツポーズ・・・と思ったのですが、審判の判定はワンバウンドでパスの失敗。でも、ビデオのリプレイでは完璧にインターセプトしてましたよ?
直後、関大がFGを決めて13-2と差が広がることとなりました。
なんだかちょっとアレな感じ・・・と思ったら。
返す攻撃、鹿島はいよいよパスがテンポ良く決まりだし、あっという間に相手陣まで持ち込みます。#16仲田からWR#25小嶋へのパスがとおり、小嶋はさらにゴールに向かいます。エンドゾーンギリギリで倒れ込んだその判定はタッチダウンが認められます。アメフトは、エンドゾーンの空間にボールが触れればタッチダウン・・本当にギリギリでしたね。
この後、2点コンバージョンを成功させて13-10と追い上げます。
しかし関大も粘ります。
3Q残り2分半ほどで、キッカーとして登場の#30小原が35ヤードほどのFGを成功、16-10と再び差を広げます。
この試合、ギリギリの攻防をしながらもここまでずっと関大がリード、試合の流れも鹿島の地力をかいま見せながらもなんとか関大も粘りを見せ、まだまだどちらとも言えない状態で4Qへと続きます。
その4Q、鹿島が底力を見せつけました。
3Qから引き続いての鹿島の攻撃はFGで3点を追加、16-13と、じわじわと関大に詰め寄ります。
さらに残り時間8分少々のところで再びFGでついに16-16の同点に追いつきます。
この時間帯、関大の選手は相当消耗している様子が伺えます・・・ここいら辺が社会人と学生の差がつくところなのでしょう。二十歳そこそこの若者と、年齢層が幅広い社会人との経験と体力の差でしょうか。
関大の攻撃をかわして、残り5分半、いよいよ鹿島はエースQB#10尾崎を投入してきました。
このブログでは散々地味様呼ばわりしてきましたが、どうも私は尾崎のファンらしいですよ?テレビの前で思わず盛り上がってしまいました・・・おっと、そんなことはどうでも良いですね(^^;;
しかし関大も必死のディフェンス。鹿島をパントに追い込み再び攻撃権を得ます。
ですが鹿島ディフェンスの地力は凄まじかった。大きくロスしてパントも相手陣まで届きません・・残り2分ほどで鹿島の攻撃、鹿島はランを中心にして時間を使いながら相手陣ギリギリまで攻め入り、残り30秒ほどで相手陣まで2ヤード。
反則もあって残り7ヤードほどに後退しますが、残り十数秒。
ギリギリでFGを決めれば鹿島の勝ち、ここを凌いでなんとか同点で凌ぎたい関大、両者の思惑をこめての最後のタイムアウトの取り合い・・・いやあ、ドキドキでした。
両者タイムアウトもすべてなくなり、残り時間4秒。
鹿島のキッカー#26鹿島が、プレッシャーの中、最後ど真ん中にフィールドゴールを決めて、試合終了。
最後の最後に鹿島が勝ち越しを決めて、悲願の日本一に輝いたのでした。
試合の9割方をリードして進めた関大が、最後の最後で負けというのも、なにかこう悔しいものを感じますが、勝負のならいというものですか。関大の原口が涙を拭いていた姿が胸に残ります。
とにかくこれも、見応えのある試合でした。
とにかく両者、ディフェンスが凄かったです・・・MVPもディフェンスから、鹿島LB#42牧内が受賞。この牧内もよく見るとなかなかの男前ですよ、正統派体育会系男前という感じです。そう言えば、2007のワールドカップ決勝でも、このしつっこいディフェンスが目立っていました。やはり、いい選手なんですねえ。個人的に新潟大学出身というのもツボです。何を隠そう、私も学生時代は新潟にいましたから(新潟大ではありませんが^^;;)
これで今シーズンの日本のアメフトは終了・・・なんだか寂しいですね。
あとは、NFLのスーパーボウルですか。でも、今シーズンNFLはほとんどチェックしていなかったので、どうなっているのか良くわかっていないのです。しーまった。