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日々の活動記録、つーことで。


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by kawasaki-marins
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ちょびっと追加

昨晩は寝る前に聞き捨てならないニュース(昨日のエントリ参照)を見つけて、勢いで書いちゃいましたが、今日になって法相がこの扱いについて見直すようにという指示をだしたというニュースが追加されていました。ニュースにならんとそう言う指示も出ないのか、という突っ込みはおいといて・・・
ところで、このニュースはYahoo!で見ていたのですが、ニュースにつくコメントにいろいろと考えさせられましたね。

生物的に不自然な状況に違和感を感じる、というのは私もそう思わなくはないのですが、まあこれも科学技術の進歩で救われる人もいるということで、とりあえず前向きに捉えられなくはないかな、と歯切れ悪く書いておきます。

次に気になったのが「父親の実子ではないのに(嫡出子という)権利を求めるのはどうなのか?」というコメントです。
うーん。なんというか、こういうコメントが出る裏には、なにか誤解があるような気がしてならないんですね。昨日も書いていますが、日本の民法では、結婚している夫婦の妻が出産した子は原則夫婦の嫡出子となります。これは、血がつながっていようがいまいが、不倫の子であろうがなんだろうが、夫が「違う」と言わない限り嫡出となるわけです。しかも「出生を知ってから1年以内」に申し立てる必要まであるのです。

なんでこんな事になっているかというと、産まれた子の親をさっさと確定して、子供のために責任もって養育してくれる環境を整えるためであると考えられます。嫡出(あるいは認知や養子縁組というケースもあるわけですが)によって子供の親を確実に登録するのは、権利と言うよりはむしろ親としての最初の義務ではないかと思うのですよ。
で、このケースですが、事情はどうあれ法律婚が認められている夫婦の子なわけですから、遺伝的な関係は全く関係なく嫡出子とするのが本筋なんじゃないかと思うわけです。産まれた子供が嫡出子になるというのは、法律婚にもれなくついてくるメリット(なのか?)のひとつなんですよね。

嫡出子ではなく養子縁組で良いじゃないか、という意見も見られましたが、子の利益という面から見ると、ほぼ実子と同様な扱いとなり縁組み解消も非常に困難な特別養子縁組ならともかく、解消も可能な養子縁組と言う関係ではちょっと不安がないでもありませんね。そもそも、結婚している夫婦の子が養子というのもなんだか筋が通らない話ではありますし。

離婚後300日以内に産まれた子の嫡出推定の問題とか、代理出産の問題とかを見ていると、遺伝的な親子関係とか戸籍上の関係とかが混乱してしまって、肝心の子供のための法律という面が忘れられてしまっているような気がしてなりません。確かに、遺伝的な親子を社会的にも親子として子供を育てるのが自然な流れであり、一面の理想ではありますが、人間社会そんなに上手く行くことばかりではないのも事実であり、そう言うケースをフォローするのが法律なんじゃないかと思ってみたりするわけです。そういった点では、嫡出推定と言うのはある意味強引なんですよね。だから300日問題になったりしているわけですし。

なーんて書いてきて、なんだか余計アタマがごっちゃになってきましたよ。
ぐたぐたと整理できないままに書いてきましたが、しかし、とにかく子供が不幸にならないように、というコメントが目につくのには、まだまだ捨てたもんじゃないと思うのでした。
by kawasaki-marins | 2010-01-12 22:38 | たまには時事ネタ
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