今年もまったりとマリーンズの応援ができることに感謝。
by kawasaki-marins
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まさに熱戦、まさに死闘
Japan X Bowl 12月19日(東京D)
富士通フロンティアーズ 17 - 24 オービックシーガルズ
1Q 2Q 3Q 4Q T
開拓者 7 0 3 7 17
鴎 0 3 6 15 24
久々の更新はアメフトです。
今年は野球のシーズンが後にずれ込んで来た影響か、なんだかアメフトへの切替ができなくて、すっかり乗り遅れてしまっていました。
ようやく、Xリーグのセカンドステージで「あの相模原ライズが快進撃きてるよー」なんて気がつく状況とは・・・(汗
しかし、そのライズも準決勝で破れ、Xリーグ優勝を決めるジャパンXボウル(JXB)は、昨年優勝のオービックシーガルズ対富士通フロンティアーズとなったのでした。
2年連続の優勝を狙うシーガルズに対して、これまで3度、JXBまで進出しながらも涙を飲んで来たフロンティアーズ。これは如何にも気合いが入りそうな対決です。
ということで、例によって定時ダッシュで帰途につくと、帰宅後は大慌てで夕食の支度をして、なんとか試合開始直後からCSスカイAでのテレビ観戦となりました。
フロンティアーズの攻撃から試合は開始。
フロンティアーズは相手に考える隙を与えないためか、攻撃前のハドル(攻撃前に円陣を組んで作戦を確認することができます)を行わないノーハドル戦法でテンポ良くトントン拍子に陣を進めていきました。最初の攻撃はお互いパントに終わるも、次のフロンティアーズの攻撃ではRBが粘り腰を見せてエンドゾーンぎりぎりまで陣を進めるとそこから確実にタッチダウン。
フロンティアーズの並々ならぬ気迫を感じる攻撃でした。
この後は両者ディフェンスが粘りを見せて試合は動かないまま1Qが終了します。
2Q、シーガルズは攻め込むもキッカー金親#1のフィールドゴール失敗などもあり、何とも重苦しい雰囲気。それでも前半終了間際のFGのチャンスは何とか決めて3点を返します。
前半は7-3で折り返しました。ここまではロースコアながら、フロンティアーズが流れをつかんでいるような展開となりました。
今日は、東京ドームの1階席が一杯になるほどの観客。フロンティアーズ側もシーガルズ側も応援の迫力が凄かったです。
フロンティアーズ側はA3ほどのサイズの応援用のシートが配られていた様子、チームカラーの赤のシートがゆれてなかなかいい感じ・・・と思っていたら、後半開始間際にはなんと赤地に白く「F」の字が浮かび上がる人文字なんかやってくれたりして。
やるな、富士通!
対するシーガルズの応援も負けていません。ディフェンス時にはものすごいクラウドノイズが巻き起こりフロンティアーズの攻撃を圧倒します。シーガルズ側の応援は紙製らしきメガホンを持ってくラウドノイズですから、そりゃテレビで見ていても響いてくるわけですよ。
そんなわけでチアのおねいさん総動員のハーフタイムショーも終わり後半開始。
ですが、後半に入ってもなにやら重苦しい雰囲気は変わりません。
お互いなかなか攻めきれず、というかディフェンスが粘って一進一退。3Q半分を過ぎたかという頃、フロンティアーズがFGを決めて10-3と差を広げます。
ですが、その得点直後のキックオフ。
リターナーは木下典明#18。ボールをキャッチして、相手カバーの薄いクロス方向に駆け抜けると、もはや彼の前には誰もいませんでした。
そのままエンドゾーンを突き抜け、キックオフリターンタッチダウンなんていうビッグプレーが炸裂です。
こんなビッグプレー一本で空気が変わってしまうのがアメフトの面白い所であり、恐ろしい所でもあります。直後のトライフォーポイントは失敗でしたが(今日の金親はドツボですねえ・・)10-9と1点差に追い上げ、これまでの重い空気があっという間に消えてしまったように感じました。
しかし、彼岸の初優勝を目指すフロンティアーズも譲りません。
途中、出原が脚を痛めた様子で、QBを若い平本に代えたものの、その平本がヒザを痛めて立てない状況となってしまいます。出原の相棒のQB吉田#19も先日の試合でケガをしたらしく、準備はしているものの出場はどうかという状態。QBは3人しかいないというフロンティアーズがとんでもないピンチとなってしまいました。
それでも、4Qに入って吉田がなんとか間を繋ぎ、出原が気迫の出場継続。ケガしているくせに自分でギリギリまで走るもんだからもう見ていてハラハラです。このあたりから、フロンティアーズの焦りも出て来たのか、反則も増えて苦しい状況になってきました。
逆にシーガルズは勢いがついてきました。4Q入って5分ほど、シーガルズQB菅原#6からのパスが相手DBの裏に通ってWR木下が見事なタッチダウンを決め、10-15と逆転、さらにこのTFPではQB→RBのバックパスからエンドゾーンへのTDパスが決まって2点を追加、10-17とします。
この2点は効いたように思いますね。キックでの1点なら6点差ですから、フロンティアーズ的には逆転は十分視野にあるわけですが、7点差となると2ポイントを決めないと同点止まり。この差は大きいです。
さらには#6菅原の鬼神のようなロングパス連投での圧倒的な攻撃から、またもや#18木下への超ロングパスからのTDで10-24と差を広げます。ここで残り時間が6分あまりでしたか。
フロンティアーズとしてもまだまだチャンスは残っています。
満身創痍の#18出原が意地で見せた怒濤の攻撃、相手ゴール5yから自ら持ち込みダイブ!背中から落ちた出原の痛そうなこと・・・ですがこの気迫には本当にシビレました。
直後のシーガルズの攻撃は一歩も進めずあっさりと攻守交代。ディフェンスも意地でしたね。
残り3分ほどでフロンティアーズの攻撃、この攻撃でTDを奪えば同点、あるいは逆転も見えるのです。
出原の意地の攻撃が続き、じわじわとシーガルズゴールに迫るフロンティアーズ。ですが、残り10ヤードほどを残しての4thダウンギャンブル、ここはもはやTDを狙うパスしかないという状況、出原が渾身の力を込めたであろうWRブレナン#15へのパスは無情にもシーガルズディフェンスの腕の中へ・・・インターセプトでした。
残りは20秒ほど。もはや、シーガルズオフェンス陣は時間を消費するだけです。
ニーダウンで時計を進め、勝利のカウントダウンとともに円陣が弾けて、シーガルズの2連覇となったのでした。
いやあ、もちろんシーガルズの応援だったですよ、私は。
フロンティアーズも川崎のチームではありますが、実業団よりクラブを応援するスタンスの私としてはシーガルズ、だったはずなのですが、最後にはもうどっちを応援しているんだか自分でも分からない状態でしたね。
それほどまでに両者の気迫が素晴らしい試合でした。
特にフロンティアーズのQB出原の気迫が抜きん出ていました。
最後のパス・・・あれは一生忘れられないパスになりそうです。
富士通フロンティアーズ 17 - 24 オービックシーガルズ
1Q 2Q 3Q 4Q T
開拓者 7 0 3 7 17
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久々の更新はアメフトです。
今年は野球のシーズンが後にずれ込んで来た影響か、なんだかアメフトへの切替ができなくて、すっかり乗り遅れてしまっていました。
ようやく、Xリーグのセカンドステージで「あの相模原ライズが快進撃きてるよー」なんて気がつく状況とは・・・(汗
しかし、そのライズも準決勝で破れ、Xリーグ優勝を決めるジャパンXボウル(JXB)は、昨年優勝のオービックシーガルズ対富士通フロンティアーズとなったのでした。
2年連続の優勝を狙うシーガルズに対して、これまで3度、JXBまで進出しながらも涙を飲んで来たフロンティアーズ。これは如何にも気合いが入りそうな対決です。
ということで、例によって定時ダッシュで帰途につくと、帰宅後は大慌てで夕食の支度をして、なんとか試合開始直後からCSスカイAでのテレビ観戦となりました。
フロンティアーズの攻撃から試合は開始。
フロンティアーズは相手に考える隙を与えないためか、攻撃前のハドル(攻撃前に円陣を組んで作戦を確認することができます)を行わないノーハドル戦法でテンポ良くトントン拍子に陣を進めていきました。最初の攻撃はお互いパントに終わるも、次のフロンティアーズの攻撃ではRBが粘り腰を見せてエンドゾーンぎりぎりまで陣を進めるとそこから確実にタッチダウン。
フロンティアーズの並々ならぬ気迫を感じる攻撃でした。
この後は両者ディフェンスが粘りを見せて試合は動かないまま1Qが終了します。
2Q、シーガルズは攻め込むもキッカー金親#1のフィールドゴール失敗などもあり、何とも重苦しい雰囲気。それでも前半終了間際のFGのチャンスは何とか決めて3点を返します。
前半は7-3で折り返しました。ここまではロースコアながら、フロンティアーズが流れをつかんでいるような展開となりました。
今日は、東京ドームの1階席が一杯になるほどの観客。フロンティアーズ側もシーガルズ側も応援の迫力が凄かったです。
フロンティアーズ側はA3ほどのサイズの応援用のシートが配られていた様子、チームカラーの赤のシートがゆれてなかなかいい感じ・・・と思っていたら、後半開始間際にはなんと赤地に白く「F」の字が浮かび上がる人文字なんかやってくれたりして。
やるな、富士通!
対するシーガルズの応援も負けていません。ディフェンス時にはものすごいクラウドノイズが巻き起こりフロンティアーズの攻撃を圧倒します。シーガルズ側の応援は紙製らしきメガホンを持ってくラウドノイズですから、そりゃテレビで見ていても響いてくるわけですよ。
そんなわけでチアのおねいさん総動員のハーフタイムショーも終わり後半開始。
ですが、後半に入ってもなにやら重苦しい雰囲気は変わりません。
お互いなかなか攻めきれず、というかディフェンスが粘って一進一退。3Q半分を過ぎたかという頃、フロンティアーズがFGを決めて10-3と差を広げます。
ですが、その得点直後のキックオフ。
リターナーは木下典明#18。ボールをキャッチして、相手カバーの薄いクロス方向に駆け抜けると、もはや彼の前には誰もいませんでした。
そのままエンドゾーンを突き抜け、キックオフリターンタッチダウンなんていうビッグプレーが炸裂です。
こんなビッグプレー一本で空気が変わってしまうのがアメフトの面白い所であり、恐ろしい所でもあります。直後のトライフォーポイントは失敗でしたが(今日の金親はドツボですねえ・・)10-9と1点差に追い上げ、これまでの重い空気があっという間に消えてしまったように感じました。
しかし、彼岸の初優勝を目指すフロンティアーズも譲りません。
途中、出原が脚を痛めた様子で、QBを若い平本に代えたものの、その平本がヒザを痛めて立てない状況となってしまいます。出原の相棒のQB吉田#19も先日の試合でケガをしたらしく、準備はしているものの出場はどうかという状態。QBは3人しかいないというフロンティアーズがとんでもないピンチとなってしまいました。
それでも、4Qに入って吉田がなんとか間を繋ぎ、出原が気迫の出場継続。ケガしているくせに自分でギリギリまで走るもんだからもう見ていてハラハラです。このあたりから、フロンティアーズの焦りも出て来たのか、反則も増えて苦しい状況になってきました。
逆にシーガルズは勢いがついてきました。4Q入って5分ほど、シーガルズQB菅原#6からのパスが相手DBの裏に通ってWR木下が見事なタッチダウンを決め、10-15と逆転、さらにこのTFPではQB→RBのバックパスからエンドゾーンへのTDパスが決まって2点を追加、10-17とします。
この2点は効いたように思いますね。キックでの1点なら6点差ですから、フロンティアーズ的には逆転は十分視野にあるわけですが、7点差となると2ポイントを決めないと同点止まり。この差は大きいです。
さらには#6菅原の鬼神のようなロングパス連投での圧倒的な攻撃から、またもや#18木下への超ロングパスからのTDで10-24と差を広げます。ここで残り時間が6分あまりでしたか。
フロンティアーズとしてもまだまだチャンスは残っています。
満身創痍の#18出原が意地で見せた怒濤の攻撃、相手ゴール5yから自ら持ち込みダイブ!背中から落ちた出原の痛そうなこと・・・ですがこの気迫には本当にシビレました。
直後のシーガルズの攻撃は一歩も進めずあっさりと攻守交代。ディフェンスも意地でしたね。
残り3分ほどでフロンティアーズの攻撃、この攻撃でTDを奪えば同点、あるいは逆転も見えるのです。
出原の意地の攻撃が続き、じわじわとシーガルズゴールに迫るフロンティアーズ。ですが、残り10ヤードほどを残しての4thダウンギャンブル、ここはもはやTDを狙うパスしかないという状況、出原が渾身の力を込めたであろうWRブレナン#15へのパスは無情にもシーガルズディフェンスの腕の中へ・・・インターセプトでした。
残りは20秒ほど。もはや、シーガルズオフェンス陣は時間を消費するだけです。
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| 2011-12-20 00:31
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