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コミュニケーションは問題解決の魔法の薬ではない

バベル スタンダードエディション

ギャガ・コミュニケーションズ


 監督/アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 主演/ブラッド・ピット

DVD発売ということで、さっそくお取り寄せ。そりゃ、ロッテファンとしてはあのグリーンガムのCMで、コバマサにガムを手渡されていた(爆)「よしこ」の出世作ですしねえ・・・って、動機がなんだか不純ですか。
まあ、それはともかく。真面目に感想なぞ。


なんてことはない事象の積み重ねが、ちょっとずつ、思いがけない相手の人生に関係している、そんな世界のなかで、コミュニケーションの断絶が生み出す絶望的なまでの孤独感を、人生の思いがけない事件との対比で見事に描ききった映画だと思います。

コミュニケーションの断絶は、様々な条件で起こります。それは国家間であったり、言葉の通じない民族間であったり、あるいは聞こえる者と聞こえない者の間であったり。この同じモチーフが幾重にも畳み込まれ、これでもか、これでもかと断絶を描きます。
否応なく起こる事件の連鎖と、決して連なる事のない人々の思いが折り重ねられて、限りなく絶望的な気分に突き落とされてしまいます。

それでも、この映画のなかで絶望的な気分に出口がないのかというと決してそんな事は無く、人間として共通する「暖かさ」、ヒューマニティとでもいうような感情が一貫して底辺に流れている事が一縷の救いとして、映画を見ている間のよりどころとすることができました。
見た後には、何とも言えない孤独感が圧倒的に残りました。それでも、絶望感は残らない。それは、この映画のメッセージだったのでしょうか。

それと、もうひとつ気になったのが「モロッコ」という舞台。
だいぶ昔に「シェルタリング・スカイ」という、やはり夫婦がモロッコ(だっけ?)を旅することからと波乱の運命に・・・という映画を見ましたが、これも、夫婦間、異民族間などなどのコミュニケーションの問題を多くに描いていた映画と思っていました。
この、モチーフがかぶるのは、オマージュかなにかなのかな・・・という気もしましたが、どうなんでしょうか。


と、まあ、以上、ストーリーははぐらかしながら感想を書きましたが、やはりロッテファンとしては「よしこ」こと菊地凛子さんの演技にも注目しながら見ていましたので、そのへんもちょいと。

菊地凛子は、ろうあの女子高生「チエコ」役です。母親を(自殺で?)亡くしてかなり荒れている、なにやらお嬢様の役柄です。ちなみに父親役が役所広司です。
唐突ですが、最近読んだ「累犯障害者」(山本譲司著)のなかで、聴覚障害者のコミュニティについての記事もあり、そのなかでの「ろうあ者が使っている手話は日本語とはまったく別物で、日本語をベースにして覚えた手話では100%は通じない」というような記述があり思いっきりショックを受けました。
菊地凛子は、その、限られたコミュニケーション手段しかないなかでのチエコの孤独感を見事に表現していたと思います。深い孤独の中でもがき、傷つきながらもそれでも人との関わりを求め続ける少女を演じきりました。
終盤のシーンで、チエコが初めて上げる、叫ぶような泣き声が胸を打ちます。

あの「よしこ」が・・・と感慨深いものがありました(^^;

見終わって、熱が出そうな映画でした。いえ、私、丈夫な事には自信がありますのでこのくらいじゃ発熱しませんけど(爆)
by kawasaki-marins | 2007-11-05 21:32 | 読んだり聴いたり
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